SUMiRE MEMO
9月16日 大阪夕刊
by 平松澄子
(1)「楽しい作品でうれしい」
(2)女役のアニタで注目集める
(3)大拍手浴びて「退団へ踏ん切り」
(4)“卒業後”はやりたいこといっぱい
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連載
産経新聞における主な塚関連連載記事は次のとおりです。
・大阪本社が発行する毎週金曜日夕刊の「タカラジェンヌ 夢の軌跡」
・大阪本社が発行する毎月第2火曜日の「宝塚ファンタジア 夢の小部屋」
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番組表
東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。
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僚誌
月刊「TVnavi」に「Stars of TAKARAZUKA」を連載中。
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ENAK編集部
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編集局文化部
専科 樹里咲穂(4):タカラジェンヌ夢の軌跡
“卒業後”はやりたいこといっぱい
「幸せでした。ありがとう」と笑顔でサヨナラ
「私は専科になったことで、自由に勉強できたように思います。初めてのコンサート(2003年『JUBILEE−S』)もさせていただいて、うれしかったですね」
確かに専科になってから男役として1作ごとに成長が著しく、退団が惜しまれるほどの輝きを見せている。
現在、
東京・日生劇場で主演している「Ernest in Love」
の千秋楽(23日)には、短いサヨナラショーを加えて最後を飾るが、
花組に特別出演した退団公演
のサヨナラショーは、さながら海外ミュージカルのメドレーだった。
「意外とたくさん、海外ミュージカルの作品に出演していたんだなって、改めて感じましたね。その海外ミュージカルの主演で終わるのはホントにラッキーだし、最後まで男役として生きていたいと思います」
今、改めて、宝塚生活を振り返って思うことは?
「宝塚は修行の場でしたね。楽しかったけれど、同じくらいキツイことも背中合わせだった。私はどれもこれも、すべてに時間がかかって遅いんですが、すごく強くなり、成長させていただきました」
退団後の予定は? 女優としての仕事が次々に決まっているようだけれど。
「そうですね、女優業はやろうかなと思っています。お嫁さんも行けるものなら行きたいけれど、今、相手はいないし、私、お見合いの話って1度も来たことがないんですよ。まぁ、流れに身をまかせようと」
これだけはやってみたいってことは?
「いろんな人と出会いたいし、いろんなことを学びたい。たとえば、ペットのトリマーなどの資格を取るのもいいし、海外に行って暮らしてみたい気持ちもある。やりたいことがいっぱいあって、夢は広がる一方ですよ」
宝塚を“卒業”して選択する、新たな人生を楽しみにしよう。
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次回からは専科の初風緑です。
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