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SUMiRE MEMO
5月6日の大阪夕刊
by 平松澄子

(1)大きいスケール、役作りは繊細
(2)新公初主演で芝居に目覚める
(3)トップ披露公演で芸術祭優秀賞
(4)宝塚でしか見られない夢をとことん
公演の詳細は公式サイトで
連載 産経新聞における主な塚関連連載記事は次のとおりです。

・大阪本社が発行する毎週金曜日夕刊の「タカラジェンヌ 夢の軌跡」

・大阪本社が発行する毎月第2火曜日の「宝塚ファンタジア 夢の小部屋」

番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

僚誌 月刊「TVnavi」に「Stars of TAKARAZUKA」を連載中。
ENAK編集部
編集局文化部
TVnaviサイトはこちら
星組 湖月わたる(1):タカラジェンヌ 夢の軌跡
大きいスケール、役作りは繊細
ソウル・オブ・シバ!!より 星組による今年唯一の宝塚大劇場公演「長崎しぐれ坂」と「ソウル・オブ・シバ!!」が13日から始まる(6月20日まで)。湖月わたるがトップスターになってから4公演目。同時に相手役となった娘役トップの檀れいにとっては退団公演になり、専科から轟悠と松本悠里が特別出演するのが話題だ。

「長崎−」は江戸時代の長崎を舞台に、幼なじみの3人が再会して展開する愛憎劇。湖月は下っ端役人の卯之助、轟は凶状持ちで追われる身の伊佐次、檀は囲われ芸者、おしまを演じる。

「卯之助は伊佐次が大好きで、なんとか助けたいと思っている。生まれつき足が悪い設定で、子供のころはいつも伊佐次とおしまがかばってくれた。そこで生きる勇気をもらい、ハンデを受け入れて役人になった。弱い人の味方になってあげたかったんでしょうね。台本には書いてないけれど、そうだと思うんですよ」

詳しく役柄分析をしてくれた。大柄でスケールの大きな舞台姿が魅力だが、役作りはなかなか繊細なようだ。

轟とは、専科時代の「猛き黄金の国」「風と共に去りぬ」に次いで、3度目の共演になる。

「『猛き−』もイシちゃん(轟の愛称)とは親友の役。初共演のそのとき、お芝居をしていて楽しかった印象がある。イシちゃんは役になりきって真っ向からお芝居をするので、こっちも役で返さないと、と必死になって邪念が吹っ飛んじゃう。相性が合うんでしょうけれど、緊張感があってすっごい刺激的です」

「ソウル−」はニューヨークを舞台にしたストーリー性のあるショー。湖月はレイクという青年役で、ダイナミックなダンスを披露する。

「みんな芸名にちなんだ役名がついているんですよ。ブロードウェーの香りがするショーで、ほとんど踊ってますね」

ラスト近くに檀とのデュエットダンスのシーンがあり、振付はANJU(元花組トップで女優の安寿ミラ)。

「檀ちゃんとは専科同士で出会い、2人一緒に星組に飛び込んで歩んできた。男と女の別れをイメージするダンスで、言葉ではテレ臭くて言えない(退団の)想いを、表現できたらいいなと思っています」(つづく)




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