宙組 大和悠河(4):タカラジェンヌ 夢の軌跡
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自分のスタイルをさらに追求
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平成18年3月24日(金) 大阪夕刊 by 平松澄子 |
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「Never Say Goodbye」のポスターで闘牛士に扮した大和 |
宝塚大劇場の宙組公演「Never Say Goodbye−ある愛の軌跡」が24日に開幕(5月8日まで)。ブロードウェーのヒット作曲家、フランク・ワイルドホーンが全曲を書き下ろした話題の新作ミュージカル(台本・作詞は小池修一郎)で、トップ・コンビの和央ようか、花總まりの退団公演でもある。
スペイン内戦を背景に、平和を求め、ファシズムと戦った男女の愛の物語。大和は闘牛士のヴィセント・ロメロ役で、和央が演じる人気カメラマンのジョルジュ・マルローと一緒に戦う。
「国を守りたいというスペイン人の熱い血を見てほしい。スペインものも、闘牛士役も初めて。マントを回すパフォーマンスは1シーンぐらいですね。フランクさんの曲調はこれまでと少し違った雰囲気がします。ヴィセントの心情を歌うソロも1曲あって、フランクさんが私のキーに合わせて書き換えてくださり、私なりの曲にしていただいたんです。みんなで歌い上げるシーンでは、あーッ、ミュージカルだ! とワクワクしますよ」と雄弁に説明した。
トップ・コンビの退団に関しては、「私は途中から組替えで来たのですが、お2人は宙組を最初から作り、長く支えてこられた方。とても穏やかで、お2人だけの世界を持っていらっしゃる。(退団は)まだ、信じられない感じですが、今のままで最後までお見送りしたいなと思っています」という。
男役の魅力を聞くと、「やはり、清潔感があって、美しく、色気があること」との答え。これまで自分の宝塚生活は「ある意味、思ったとおりに推移している」そうで、「これからは、より自分のスタイルを築けるよう、与えられた役を自分なりにやっていきたい、最近は大人の役が多いので、もう一度、若い役やはじけた役もやってみたいですね。今だったら、どうなるのか興味があります」と意欲旺盛だ。(おわり)
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