宝塚歌劇団は14日午後、東京都内のホテルで宙組「幕末青春グラフィティー『維新回天・竜馬伝!』−硬派・坂本竜馬III」(作・演出 石田昌也)「グランド・レヴュー『ザ・クラシック』−I LOVE CHOPIN」(作・演出 草野旦)制作発表を行った。出演者らの主な発言は以下のとおり。
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会見した蘭寿とむ、紫城るい、貴城けい、大和悠河(左から) |
貴城けい 私を含めまして蘭寿とむ、大劇場公演からは月組から北翔海莉が宙組に参りまして、いよいよ新しい宙組がスタートを切ります。一丸となって精いっぱい取り組みたいと思いますので、みなさまよろしくお願いいたします。
紫城るい 貴城さんとともにせいいっぱい新しい宙組を作っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
大和悠河 貴城さんを中心として新しく生まれ変わる宙組。心も新たに取り組んでまいります。よろしくお願いいたします。
蘭寿とむ 私も貴城さんと同じく、これが宙組生として初めての大劇場公演になります。この勢いのまま新しい組として新たなものが生まれたらと思っています。どうぞよろしくお願いします。
−−役に対するイメージは?
貴城 先日高知に行きました。資料館のほうに行きましていろんなお話をうかがって竜馬という人物の偉大さを改めて感じました。(高知の名勝)桂浜に立ったときに、竜馬もこの風を受けて「日本を洗濯したいぜよ」と思ったのかなあ、なんて思いました。イメージがちょっとわいてきたところなんで、「コパカバーナ」がありますが、そのイメージを忘れないようにおけいこに入りたいです。
紫城 (竜馬の恋人)おりょうをさせていただきます。おてんば娘のイメージなので元気いっぱい、竜馬に負けないはちゃめちゃさをもって挑みたいです。京都弁も勉強したいです。
大和 (竜馬とともに暗殺される)中岡慎太郎を演じます。第一印象は幕末を竜馬とともに激しく突っ走っていったイメージですが、まだまだ勉強不足ですから、これから勉強したいと思っています。
蘭寿 私は徳川慶喜の役を演じさせていただきます。このような位の高い方は初めてなので、その存在の仕方から勉強したいと思っています。
−−どんな宙組にしたいか
貴城 どうなるのか自分自身も楽しみにしています。全員じゃないですけど博多座公演のおけいこに入りまして、下級生がとても元気がいいなと感じたので、このパワーを大劇場公演になったら私ももらいつつ、みんなと一緒に宙組を作っていきたいです。私がどうしたいというのではなく、みんなで作っていきたいと思います。
−−「風雲に生きる」を歌った感想は?
貴城 はい、寺田先生の曲で、残念ながら「竜馬」は拝見したことがないのですが、すいません石田先生。寺田先生の曲はいちど聴いたらすぐに覚えられる。うれしいなと思います。大切にうたいたいです。
−−「I LOVE CHOPIN」を実際に今うたったのを聴いてどう感じたか?
草野旦 あの、いつも会っているものだから特にどうかと聞かれても答えにくいんですけど、楽しみにしております。
−−きょうお聴きになって新たなインスピレーションがわいたということは?
草野 いえいえ、もうすでに聴いておるんですよ。きょう初めてじゃないからね。
−−じゃあ、どんどんイメージがふくらんでいるところですね?
草野 そうです。ふくらみすぎて頭が大きくなりました。
−−ショーでこんな曲を作ってほしいというお願いは?
紫城 お願いですか? ショパンの曲は美しい旋律なのでたくさん毎日聴けるのが楽しみです。
−−お互いの印象は?
貴城 すごく新鮮ですね。新鮮ってこういうことをいうんだっていうくらい。(紫城が在籍中の)月組「飛鳥夕映え」に私が特別出演させていただいたときも、一緒に芝居をする場面もそれほどなかったので、初めてという感じ。芝居の反応が予想もつかないので新鮮なおもしろさがあります。彼女が髪型を変えてきたりするのさえ新鮮。きょうはおでこを出しているな。初めて観たな、というのも新鮮で楽しいですね、毎日。
紫城 私も新鮮の一言につきます。(博多座公演)「コパカバーナ」が明るいミュージカルなので、そのまんまの私でぶつかっていっています。それを温かく許してくださっているのでとても頼もしく思っております。
−−大和と蘭寿は?
大和 「コパカバーナ」は貴城さんが先頭に切っておけいこ場に来ていて、周りの下級生はすごいと思っいます。貴城さんについていこうという感じ。一緒に走っているという感じがすごくしています。おふたりのお芝居は観ていてもフレッシュで、おけいこ場で私たちも自然と笑みが出てきしまいます。
蘭寿 貴城さんのこの細い体のどこに秘められているのだろうというほどのパワーに圧倒されています。紫城さんとのコンビも自然で明るくてパワーがあって、華やかでおきれいで…。近くで見ると見とれてしまうんです。楽しみな組だと思って、私もその一員になれてうれしいです。
■会見記事
■出演者会見内容
■スタッフ会見内容