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タカラジェンヌ 夢の軌跡 雪組 水 夏希(1)
入団のきっかけも“ベルばら”
2月3日(金) 大阪夕刊 by 平松澄子
水さんベルサイユのばら」の第2弾となる雪組公演「−オスカル編」が10日から宝塚大劇場でスタート(3月20日まで)。水は、オスカル(朝海ひかる)の乳兄弟アンドレと衛兵隊士アランの2役を、役替わりで演じる。

先の星組公演「−フェルゼンとマリー・アントワネット編」にはオスカルの役替わりで特別出演し、13年の同タイトルの宙組公演でもオスカルとアンドレの2役を、役替わりで演じている。

さかのぼれば、宝塚に入るきっかけとなったのが、元年の「−アンドレとオスカル編」を見たことだというから、“ベルばら”とは、深い縁で結ばれているとしか思えない。

「そうですね。すごく縁が深くなりましたね。高校2年のときに宝塚の“ベルばら”を初めて見て、ここを受験しようって決めてすぐにチャレンジしたんです。何の準備もしていなかったので落ちましたけれど、次の年に合格しました。13年のときはその“ベルばら”で主要の2役ができたんですから、大変だったけれどうれしくて夢のようでした。今回は2度目だからラクってことは全然ありません。それどころかどの役も深くって、前回は全く見えていなかったと痛感することばかり。また違った発見がありますね」という。

雪組では、初挑戦のアラン役の出演回数が一番多い。「全く眼中になかった役で、もう一度、原作から読み直しました。乱暴者でいつも怒ってるイメージだけれど、そのベースには貴族の誇りと、平民より貧しい暮らしをしている背景がある。そんな細かな表現が難しい」

アンドレ役は2度目になる。「今回はオスカルを毒殺しようとするシーンもあるし、2人が結ばれる名場面などでも、暗いタイプの人間に見えがち。でも、オスカルの家に来た子供のころは、天真爛漫(らんまん)な明るい部分もいっぱいある。そういう前段階の部分も考えて演じたい」

“ベルばら”のバックボーンをより理解することで、役作りを深めようとつとめている。

つづく


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