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SUMiRE MEMO
6月22日(水) ENAK編集部

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公演の詳細は公式サイトで
10月1日(土)前売り開始
上記は先行予告用に作られたもので
実際のポスターとは異なります
連載 産経新聞における主な塚関連連載記事は次のとおりです。

・大阪本社が発行する毎週金曜日夕刊の「タカラジェンヌ 夢の軌跡」

・大阪本社が発行する毎月第2火曜日の「宝塚ファンタジア 夢の小部屋」

番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

僚誌 月刊「TVnavi」に「Stars of TAKARAZUKA」を連載中。
ENAK編集部
編集局文化部
TVnaviサイトはこちら
「落陽のパレルモ」「ASIAN WINDS!」
花組製作発表 製作者
植田景子 ■植田景子 今回は19世紀半ばのイタリア・シチリア島を舞台にしています。この時代は欧州に市民革命の波が押し寄せ、王侯貴族の社会が崩壊。市民が台頭してくる。時代背景はビスコンティの「山猫」の設定に似たモチーフを使います。革命の闘士と没落していく貴族の娘。没落する貴族社会が軸になる。宝塚はコスチュームものがいちばん。今回もシチリアを舞台にした華やかな貴族社会、また男役の美しさなど、いかにも宝塚らしいものにします。宝塚にしかできないコスチュームもののミュージカルロマンを30代の演出家が手がけるとテンポなど、いったいどういうものができるか。挑戦しようと思っています。

──作品の着想はどこから
■植田 花組用の作品を考えているときにお芝居でお客様がみたいのは、華やかなコスチュームものだろうと考えました。美しいドレス、軍服。世界中でもこういう歴史物ミュージカルを作れるのは宝塚しかない。花組の春野寿美礼という人は正統派の男役を表現できる。花組はもっとも宝塚らしい。軍服を着こなせるのは宝塚の男役しかいない。それは宝塚が虚構の世界で本当の男の人じゃなく女性が男を演じるからなんですね。

今回の公演の協賛企業はNTT東西。会見後の懇親会会場には、パソコンが置かれ、「タカラヅカ on フレッツ」のサイトに接続されていた。春野寿美礼たちは早速、マウスで操作しながら「おお!」と歓声を上げていた。ENAKも見てほしい…=東京都内のホテル
今回の公演の協賛企業はNTT東西。会見後の懇親会会場には、パソコンが置かれ、「タカラヅカ on フレッツ」のサイトに接続されていた。春野寿美礼( 右から2人目)たちは早速、マウスで操作しながら「おお!」と歓声を上げていた=東京都内のホテル


──生徒のどのような魅力を引き出したいか
■植田 春野寿美礼で激しいドラマをやりたい。春野は強さと繊細さとを表現できる。大劇場のお芝居ですから、テレビドラマサイズではない。歴史の中で国のために闘うとか身分違いの恋とか…。さらにイタリアが舞台ですし、パッショネートなものをやりたい。ヒロインのふづきもキャリアを積んできた女役。そういう女役とでじゃないとできないドラマチックなものをやりたい。彩吹は実力派。真飛がくることで新しい花組になりますが、蘭寿をはじめ男役の充実した組です。貴族階級の男もいれば革命闘士の男もいる。男役が乱舞する激しい物語をかきたい。

  


岡田敬二 ■岡田敬二 (植田が30代なら自分は)60代の演出家です。12年に植田景子さんの「ルードヴィヒII世」と私の「Asian Sunrise」を発表しました。そのときは沖縄から始まりまして、タイ、中国、インドネシア、日本をテーマにしました。どうして韓国がないのかといわれまして、今回は韓国、モンゴル、中国、日本を舞台にする予定です。ベトナムも入れたい。いま韓流ブームですが、韓国ドラマに「チャングムの誓い」がありますが、現代の韓国の音楽と李王朝時代の音楽・風俗を融合させてドラマチックな場面にしたい。一方最近は美しいメロディーがないといわれていますが、20世紀の日本が生んだ最大のメロディーメーカー服部良一先生が残した美しいメロディーをモチーフにした場面をやりたい。さらには花組の春野くんを中心とした燕尾服姿のボレロの場面も作りたいです。

「タカラヅカ on フレッツ」を楽しむ春野寿美礼たち。とりわけ楽しそうな反応を示すふーちゃんは、モニター上に何をみつけたのか…?=東京都内のホテル
「タカラヅカ on フレッツ」を楽しむ春野寿美礼(中央)たち=東京都内のホテル
──生徒のどのような魅力を引き出したいか
■岡田 春野さんの場合は、みなさんご存じのように歌唱力がある。声に温かみがある。今回は歌も踊りもあるけど、なるべく歌を主体にしたものにするつもりです。主題歌も朗々と歌えるものをお願いした。難しい言葉も使いながら、しかし春野だから歌えるものにした。

──第4章アリラン幻想(韓国)は、現代の韓流ポップスが出てくる一方で李王朝時代の田園風景も出るようだが、どんな場面をイメージすればいいのか
■岡田 ひとつの曲を中心に過去人々のもっていた温かみを再確認するようなテーマで作るつもりです。韓国は神話(しんふぁ)とかSE7EN(せぶん)とかBoAなど、日本のポップスと同じようなダンサブルな音楽が盛んですし、ファッションだって東京・原宿と同じ。ピ(RAIN)のような現代的な音楽と「チャングムの誓い」のテーマ曲のような懐かしい雰囲気の音楽とを融合させてドラマチックに歌い上げたい。韓国の作曲家と組んでやろうと思っています。

  


■小林公一理事長 今もっとも充実している花組の春野、ふづきを中心としました花組で年末の大劇場、そして18年の東京宝塚劇場の幕開け公演になります。宝塚の魅力が十分に伝わるような作品にしたいと思っています。

さらに楽しそうな春野寿美礼たち=東京都内のホテル
さらに楽しそうな春野寿美礼(左から3人目)たち=東京都内のホテル


  


■軸屋真司・西日本電信電話取締役BBアプリケーションサービス部長 NTT東西のフレッツ利用者専用サイト「フレッツ・スクウェア」内の「タカラヅカ on フレッツ」も3年目を迎えられました。クオリティの高いコンテンツをブロードバンドで配信することでブロードバンドを身近に感じていただき、利用促進を図りたい。現在のブロードバンドをめぐる環境は厳しい。私どもは光ファイバー通信の時代と位置づけ、光回線に力を入れています。現在200万世帯ののお客様がいらっしゃいますが、今年度で倍増したい。宝塚に対する期待は今まで以上に大きいのです。



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