キャサリン(花總まり)は、ジョルジュ(和央ようか)を訪ねてフィルムを返してほしいと、さらに迫るが、話し合ううちにジョルジュの本質をかいま見てひかれるものを感じ始める。ポーランド・ワルシャワ生まれのジョルジュは、自分をデラシネ(根無し草)と称する。自分の人生の真実を撮影してみせると語るジョルジュ。人生の真実。キャサリンが捜していたのもまた、それだった。