1942年。イタリアのパレルモ。新進のオペラ演出家、ヴィットリオ・ファブリッツィオ・ロッシ・ディ・カヴァーレ(彩吹真央)は、恋人のジュディエッタ・フェリ(遠野あすか)を伴ってカヴァーレ侯爵家の屋敷に帰ってきた。
初めて屋敷を訪れたジュディエッタは、1枚の肖像がに目を奪われる。ヴィットリオの祖母、エルヴィラ・フェリーチタ・ディ・カヴァーレ(梨花ますみ)は、若い2人に、その絵のに描かれた2人、すなわちヴィットリオの曾祖父母にあたるヴィットリオ・ロッシとアンリエッタ・クラウディア・カヴァーレの、真実の愛を貫いた物語を聞かせる。