新支配人の妻、カルロッタ(出雲綾)は自分がプリマドンナになり、オペラ座を牛耳る魂胆だ。だから、若くて才能のあるクリスティーヌ(桜乃彩音)に対してもいじわるをしてやろうと、彼女を自分の衣装係にしてしまう。だが、クリスティーヌはオペラ座にいられるだけでうれしくてひとりで懸命に歌の稽古に励む。その歌声を聴いたファントム(春野寿美礼)は、懐かしい安らぎを感じ、自分が歌の先生になると申し出る。こうしてふたりだけのレッスンが始まった。