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実は…とアーネスト(樹里咲穂)は打ち明ける。自分はほんとうはジャックだ。子供のころトーマス・カデューという人物の養子になり、カデュー氏が亡くなる際、孫娘のセシリィの後見人になった。しかし、後見人は品行方正であることを求められる。息苦しいので、アーネストという弟がロンドンにいて、これが素行不良なのでときおり様子を見にいくということでいなかを飛び出してきているのだ、と。
すると、アルジャノン(蘭寿とむ)はわが意を得たりとうなずく。「君は同じにおいがすると思った」。実は、アルジャノンも、バンバリーという病気がちの友人が地方にいて、その見舞いにいく、と称しては羽を伸ばしに出かけているのだと明かす。
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