宝塚を象徴する大スター
専科の春日野八千代 約3年ぶり 舞台
10月20日(金) 東京朝刊 by 平松澄子
宝塚歌劇を象徴する男役の大スターで現役最長老でもある春日野八千代が20日、宝塚大劇場で行われた「第47回宝塚舞踊会」で、約3年ぶりに舞台に立ち、大和楽の「なみだ生島」を十数分間舞ってかくしゃくとした姿を披露した。
春日野は昭和4年に初舞台を踏んで以来、戦前戦後を通じて宝塚歌劇一筋に歩み、「白バラの君」といわれて絶大な人気を誇ったカリスマ。
宝塚歌劇創立90周年だった平成16年に花組公演の記念祝舞「
飛翔無限」に出演したあと体調を崩して休養していた。
満員の観客の喝采を浴びた春日野は、「皆様方の温かい励ましのおかげで体調も整い、無事に今日の日を迎えることができました。昨今、日本物作品の上演は減少傾向にありますが、日本舞踊は宝塚の舞台になくてはならないもので、それらを習得する一助となる舞踊会の存在意義は非常に大きいと考えております」とコメントした。
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