月組日生劇場公演「オクラホマ!」公演始まる
干し草のにおい 感じにきて
宝塚歌劇団月組日生劇場公演「ミュージカル『オクラホマ!』」が5日午後、東京・日比谷の日生劇場で始まった。27日まで。
(
STAGE GRAPHはこちら)
「オクラホマ」は米国のリチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世というヒットメーカーコンビによるミュージカルの名作。「地上(ここ)より永遠に」などの名匠、フレッド・ジンネマン監督により1955年にミュージカル映画にもなった。
宝塚は1967年に月組・星組合同公演で初演。これが歌劇団にとって海外ミュージカル第1作となった、記念すべき作品でもある。84年には花組がバウホール公演。今回が3回目になる。
舞台は米中西部の農場。カウボーイと農場の娘との恋をめぐる三角関係を明るく陽気に描く。「新しい朝」「ノーとは言えない」「恋仲だと人は言う」「オクラホマ」など楽しい名曲をちりばめた作品。
専科の轟悠が主演。月組の霧矢大夢、城咲あいら月組選抜メンバーで上演。日生劇場公演は同劇団創立88周年の2002年に「風と共に去りぬ」を上演して以来これで5回目。 轟の主演作は「風と共に去りぬ」(花・雪組)、「花供養」(雪組)に次いで3作目。
轟は以下のようなコメントを発表した。
「先輩方が作ってこられた作品のよいところに、今のメンバーの力をプラスして、全員のエネルギーを注ぎ込み、今しかできない『オクラホマ!』をお届けいたします。愛着のある日生劇場に、古きよきアメリカの空気を、土や干し草のにおいを運んできました! みなさまぜひ足をお運びください。お待ちしております」
演出の中村一徳も「『オクラホマ!』は古い作品ですが、今のメンバーが命を吹き込み、現代の作品に仕上がっています。ぜひ観にいらしてください」とのコメントを発表した。
※STAGE GRAPHはこちらです
産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.