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花組 桜乃彩音:stars of 宝塚
可憐な持ち味で客席を魅了!
   TVnavi12月号


映画にもなった『オペラ座の怪人』の宝塚バージョン『ファントム』で、新しい花組の主演娘役となった桜乃彩音。10月1日に千秋楽を迎えた東京公演では、堂々としたヒロインぶりで客席を魅了したが、本人からは「連日緊張の連続だった」とのコメントが。それでも「自分の未熟さを認めて、がんばるしかない」と、前向きな意見が飛び出した。

☆  ☆  ☆  ☆

「宝塚大劇場での『ファントム』初日は、忘れることができません。緊張で手が氷のようになってしまって、通し舞台稽古では今まで忘れたことのない歌詞まで忘れてしまい、そんなに緊張しているんだと考えたらもう…。それでも不思議なことに幕が開いて、春野さん(=春野寿美礼、花組トップスター)とお芝居をさせていただくと、落ち着いて集中することができました。これは稽古場からそうだったんですが、春野さんがエリック(=ファントム役)として、舞台に存在していらしたからだと思うんです」

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春野寿美礼はすっきりとした容姿の持ち主で正統派の宝塚男役。可憐な持ち味の桜乃とのツーショツトは、舞台映りもよくお似合いのコンビだ。あたたかくてとても器の大きい方と、桜乃も大いなる信頼を寄せている。

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「『ファントム』の稽古中は初日が近づくにつれて私はもう緊張がどんどん募って、やることがありすぎていっぱいいっぱいになってしまったんですけど、そんなときも春野さんは『大丈夫だよ〜』って(笑)。その言葉がどれだけ心強かったか! 迷っているときも、春野さんといろいろお話していくうちに道が開けるというか、私にとっては進むべき道を照らしてくださるような存在です」

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そんな桜乃彩音が次に取り組む作品は全国ツアーの『うたかたの恋』と『エンター・ザ・レビュー』。とくに『うたかたの恋』はオーストリア皇太子と男爵令嬢の悲恋を描いた、宝塚ファンの間でも高い人気を誇るミュージカルだ。

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「『うたかた〜』は大好きな作品で、今までステキな方たちが演じられてきた過去のものを見ていますし、セリフも少し覚えています(笑)。だからこそ、その気持ちだけが暴走しないよう一から創り上げていかなければと思います。大好きな作品だからこそ、嬉しい気持ちだけで演じないようにしたいですね」

桜乃彩音のTV check NOW!
今楽しみに見ているのは「あいのり」です。花組で「あいのり」を見ている人が多くて、最初は話題についていくために見始めたんですが、次が気になって。稽古などで帰りが遅くなって見られないときはビデオに録画しておいて、朝の準備をしながら見たりしています。あとはCSの「宝塚スカイステージ」がほとんどついているという感じですね。もともとテレビはあまり見る方ではなくて、例えば「俳優の〇〇さんが好き!」という同期がいると、ちょっとうらやましいというか、子供のときから熱中したアイドルなどもいなかったので、そういう点では寂しいなぁと感じています。ワイドショーもほとんど見ないので、すっかり最近の話題には疎くなってしまいました。


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ここは宝塚記事のページです

公演の詳細は公式サイトをご覧ください



さくらの・あやね 7月11日生まれ。岡山県出身。2002年『プラハの春』で初舞台後花組に配属。早くから清楚で可憐な舞台姿で注目を集める。
03年バウホール公演『二都物語』で初ヒロイン。05年『マラケシュ・紅の墓標』で新人公演初ヒロイン。
06年シアター・ドラマシティ公演『Appartment Cineォma』より、花組の主演娘役に。
11月からの全国ツアー『うたかたの恋』『エンター・ザ・レビュー』に出演。

花組全国ツアー公演に出演!
ミュージカル・ロマン『うたかたの恋』
グランド・レビュー『エンター・ザ・レビュー』

公演期間:11月4日〜12月1日

実際に起きたオーストリア皇太子の心中事件をもとに、皇太子と男爵令嬢の悲恋を描くミュージカルと、レビューの原点パリ・レビューを宝塚風にアレンジした作品の2本立て。広島、倉敷、福岡他で公演。