「見たか。カエサルはいまにも王冠に手をのばしそうだったじゃないか」。シニカルな目でブルータス(瀬奈じゅん)に語りかけるのはカシウス(大空祐飛)。カエサルは危険だ。ローマを自分のものにしようとしている。反カエサル派がブルータスにささやきを続ける。カシウスらが去った後、ブルータスの妻ポルキア(彩乃かなみ)が現れる。ポルキアの父はカエサルに抵抗し自害した人物だ。