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SUMiRE MEMO
9月17日(土) 大阪夕刊
by 平松澄子
photo by 吉澤良太
公演詳細は公式ページで確認してください


「JAZZYな妖精たち」「REVUE OF DREAMS」の公演は、宝塚大劇場=23日−10月31日▽東京宝塚劇場=11月18日−12月25日。
連載 産経新聞における主な塚関連連載記事は次のとおりです。

・大阪本社が発行する毎週金曜日夕刊の「タカラジェンヌ 夢の軌跡」

・大阪本社が発行する毎月第2火曜日の「宝塚ファンタジア 夢の小部屋」

番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

僚誌 月刊「TVnavi」に「Stars of TAKARAZUKA」を連載中。
ENAK編集部
編集局文化部
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宝塚歌劇団月組 彩乃かなみ
ピュアに輝く娘役トップ
みほこちゃん1
みほこちゃん2
みほこちゃん3
みほこちゃん4
「全員がそろったおけい古場で、80人もの目がこちらに向けられる。そんな立場の緊張感を感じています」。月組の新トップスター、瀬奈じゅんの相手役の娘役トップとして、宝塚大劇場のお披露目公演に臨む今の心境を、こう表現した。

新トップ・コンビのデビュー公演は、7月の大阪・梅田芸術劇場メインホールでの「Ernest in Love」。アメリカのミュージカルを大胆に潤色した軽いタッチのコメディーで、彩乃は歌と芝居のうまさが光る好演だった。

笑いに満ちた作品で、出演者も少人数(28人)でしたし、楽しかったです。ただ、組全体の公演となるとまた違った迫力がありますし、責任の重さも大きくなりますね」

入団3年目で宝塚バウホールや新人公演のヒロインをつとめるなど、ヒロインの経験は抱負だが、トップで迎える大劇場公演はやはり心構えも異なるようだ。



お披露目公演は「JAZZYな妖精たち」と「REVUE OF DREAMS」の2本立て。「JAZZY−」はアイルランドの孤児院で育った5人の若者たちの夢を描くファンタジーで、彩乃は童話作家をめざすシャノンを演じる。

「妖精の存在を本当に信じている娘で、彼女の純粋さが作品のポイント。子供っぽくならずにピュアさを表現することが必要なんです」。また、プロローグとフィナーレでは本格的なアイリッシュ・ダンスも披露。「宝塚では初めてだそうで、フォーメーションの美しさを大切にしたい」という。

ショーでは対照的に、いろんな女性の顔を見せる。「どれだけ変化を出せるかが課題。音楽がとてもノリがいいんです」と抱負を述べた。



華やかさとやわらかさを併せ持つ実力派の娘役トップ。これまで順調にステップアップしてきたが、じつは花組から宙組に組替えのときは大ショックだったという。

「『なんで私が!?』ってすごく落ち込みました。でもけい古に入ったとたん、そんな考えは吹っ飛んで、宝塚は組が違っても一緒なんだと思えたんです。そのワンクッションがあったので、今度は月組で、また新しい人たちとのつながりが楽しみですね」

瀬奈とは花組で一緒だった時期があり、瀬奈の宝塚バウホール初主演作品「マノン」(平成13年)で相手役をつとめた縁もある。

「根本的には変わってらっしゃらないけれど、すごくオーラが大きくなって、自然に周りを包んでくださるようなぬくもりを感じます。しっかりついていきたいと思っています」

最高に輝く時と場を得て、さらに目指す理想は?

「私はいつも、見て学ばせていただける上級生に恵まれていました。こんどは下級生に見られて、恥ずかしくない自分でありたい。常に可能性を求める舞台人でいたいですね」







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