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雪組 水夏希:Stars of 宝塚
組替えを契機にさらに大きく
TV navi 11月号
東京宝塚劇場雪組公演、ミュージカル『霧のミラノ』とショー『ワンダーランド』で、ツヤのある颯爽とした舞台姿を見せてくれた水夏希。今年の4月に雪組へ組替えになったばかりだが、ゆったりとした人物の器の大きさを感じさせる演技で観客を魅了。ますます男役に磨きがかかった印象だ。

    


「今回の『霧のミラノ』は(宝塚)大劇場での初日があけるまでなかなか人物像がつかめなくて、稽古中はずっと模索しているような状態だったんです。普段は完璧ではないまでも、ある程度目指すところが見えていたりするのですが、これは自分でも初めての体験でした。組替えもあって実は自分のことだけで精一杯だったのですが、初日を迎えたら細かいことは気にせずに舞台を楽しもうという気になりました。周りがあまり神経質にならずに舞台を楽しもうという雰囲気なので、それにすごく助けられています。いい意味でラフになれたような気がしますね」

    


話を聞いてみると、舞台に関してはいくつも「水夏希流のこだわり」を持っているんだとか。雪組への組替えは、そのこだわりにちょっと縛られ気味だった自分を見つめ直すいい機会になったという。

    


「例えばフィナーレで主演の方を迎えるときの手の位置だとか、シャンシャン(フィナーレ時の持ち物)を持つときのリボンの長さだとか、そういった小さなこだわりがいくつもあって。こだわりを持つことは悪いことではないと思いますが、ありすぎて『絶対にこうしなければ』となってしまうと、自分で自分をがんじがらめにしているというか…。そんなこだわりに固執しなかったら、もしかしてまったく違うものが見えてくるかもしれないというキッカケが、今までなかなかなかったものですから、この雪組への組替えは私にとってとても有意義だったと思います」

    


「周りの環境が変わったのに私に変化がないのも意味がないですし、いいところを盗みつつ、自分の個性を出していきたい」という水夏希。全国ツアーへの出演や大作『ベルサイユのばら』の役替わり公演など、今後も活躍の場が続く。



水夏希のTV Check NOW!

あまりテレビは見ない方なんですよね、テレビ誌のインタビューなのにスミマセン! 朝は一応ニュースは見ようと思ってつけてはいるんですが…。録画して必ず見る番組はありません。が…(と弊誌番組表を見て)あ! 「ウルルン滞在記」「情熱大陸」「世界遺産」、この流れは好きです! やはりなかなか海外に行けないので、「世界遺産」などは現実とまったく違う世界に陶酔できるような気がして楽しいですよね。最近両親が「世界遺産めぐりでもしようかしら」と言い出しているので、「しなさい、しなさい」と! 自然も大好きですが、私はどちらかというと歴史的建造物に惹かれます。また「ベルサイユのばら」をやらせていただきますし、ぜひフランスに行きたいですねー。









記事に関連した情報です
みず・なつき 8月16日生まれ。千葉県出身。5(1993)年『BROADWAY BOYS』で初舞台後月組に配属。7(95)年『ME AND MY GIRL』の新人公演(第一部)で主役・ビルに抜擢され、堂々とした舞台で注目を浴びる。9(97)年花組に組替え。12(2000)年ベルリン公演に参加。同年宙組に組替え。17(05)年雪組に組替え。代表作にはバウ公演『ロミオとジュリエット'99』(11年)のロミオ役、バウ公演『里見八犬伝』(15年)の犬江親兵衛役など。

雪組全国ツアーに出演
グランド・ロマン『銀の狼』&ショー『ワンダーランド』
公演期間:11月5日〜30日

19世紀末のヨーロッパを舞台に、記憶をなくした外科医と、その事件の真相を知る女性の愛を描いたサスペンスタッチのドラマと、運命がもたらす喜びや悲しみを謳い上げる娯楽性に富んだショーの二本立て。


TVnavi11月号表紙の写真
今回の水夏希の記事はTVnavi11月号に掲載しています。
TVnaviでは、連載「STARS of 宝塚」 を掲載。毎月1人のタカラジェンヌに話を聞いています。 誌上ではグラビア撮影時にポラロイドで撮影した写真に水がサインを入れたもののプレゼントも行っています。 TVnavi11月号は発売中。
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