宙組 火災予防安全もちつきまつり |
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炎にくちづけ…の前に消火を! |
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ENAK編集部 11月7日(月) |
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秋の火災予防運動(11月9日から15日)を前に東京・丸の内消防署(須賀澤茂署長)は7日午前、東京・日比谷の東京宝塚劇場1階ロビーで「火災予防安全もちつきまつり」を行った。管内の安全が“ながもち”するようにと同署が同運動期間に合わせて毎年行っているもので、今年で26回目と恒例になっている。
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安全を祈念してもちつきをした宝塚歌劇団宙組トップスター、和央ようか(左から2人目)、同娘役トップ、花總まり(右から2人目)、同男役、大和悠河(左)、専科の初風緑(右)。4人とも笑顔全開で火の用心を訴えた=東京宝塚劇場 |
現在「炎にくちづけを」「ネオ・ヴォヤージュ」東京公演中の宙組のトップスター、和央ようかが1日署長を委嘱され、同組娘役トップの花總まり、男役の大和悠河、専科から特別出演中の初風緑が参加。6日午後11時から並んで入場を待っていたという群馬の女性を筆頭に400人近いファンが見守る中、制服姿もりりしい“和央署長”の指揮の下、防災訓練をした。
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ホースをもって初期消火活動の訓練。大和悠河(右)と花總まり=東京宝塚劇場 |
訓練はまず、東京宝塚劇場玄関から出火したという想定で、花總が119番通報。大和がホースの先端をつかんで初期消火。
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AEDを使っての訓練に取り組んだ初風みどり=東京宝塚劇場 |
続いて負傷者が出たとして人形を相手に花總が心肺蘇生に取り組み、大和と初風がAED(自動体外式除細動器)という、心臓へ電気ショックを与える装置を使っての救命訓練も行った。
花總が人形に向かって「たかこさん(和央の愛称)しっかりして」と呼びかけるなど、終始明るいムードで訓練は行われた。
訓練に続いてもちつきに移り、「よいしょ」のかけ声とともに和央ら4人が代わる代わるきねを振り上げた。
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ビシッと音が聞こえてきそうなぐらい、きっちりと敬礼を決めた1日署長・和央ようか。挙手と同時に右目でウインクもしていた=東京宝塚劇場 |
訓練後、和央署長は「きょうは楽しみながら大切なことを学ぶことができました。火災は起こらないに限りますが、発生したら訓練で花總がしていたように『イチ、イチ、キュ〜』と、まず119番通報することが大切です。聞いた話ですが、火災が起きると動転して119番するよりも家族や友人に電話をする人が多いそうです。必ず119番しましょう。また、応急処置を身につけておけば、身近な方を助けることができます。火災予防運動期間中は各地で訓練が行われますので、みなさんもぜひ参加してください」と、ファンに呼びかけた。
丸の内消防署の須賀澤署長は「麗しい4人のスターさんにご協力いただき、まさに錦上花を添えるがごとし。和央さんに署長をしていただければ、署員の士気もますますあがるでしょう」と和央らの参加に感謝し、(1)東京都内は住宅火災による死者数が最悪を記録しており、住宅用の防火装置の導入を(2)地震に備えて家具などの転倒防止を(3)新型インフルエンザなどに対し早めの予防で、救急出動の減少を−−の3点を訴えた。
丸の内消防署の管内では6日まで、火災による死者ゼロの記録が1万1733日(32年2カ月)続いている。
訓練の後、劇場内で会見した和央らは、それぞれの火災予防・防災対策について語った。
和央と大和はラジオつきの懐中電灯を常備。また、阪神大震災の被災経験から飲料水と食料の確保の重要性を強調した。和央はヘルメットもほしいと付け加えた。花總もベッドサイドに懐中電灯を常備していると話し、初風はブドウ糖を常に携行していると明かした。
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訓練後、CS放送の収録で「声かけよう 家族みんなで 『火の用心』」の標語を読み上げて敬礼=東京宝塚劇場 |
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来場者にふるまわれたもち。毎年新潟県小千谷市の餅米を使っている |
ところで宙組東京公演は千秋楽(13日)まであと1週間。和央は「お芝居もショーも熱い舞台を作りあげています。一緒に出ていて、それを実感しています。この勢いのまま千秋楽までいきたいです」と力強く語った。和央は公演中の先月25日、来年で退団すると発表している。
この東京公演千秋楽で退団する初風は「サヨナラを変に意識せず、今のそのままの私を記憶に残していただきたいと思っています。最後まで落ち着いて演じたいです」とラストスパートへの心境を語った。
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火災予防安全もちつきまつり
丸の内消防署が管内の「安全」が「ながもち」するようにと祈念し、昭和54年11月29日に始めた。初回と2回目は有楽町日劇前広場で。それぞれ「雲の上団五郎一座」(由利徹座長)、ザ・ドリフターズを招いた。
3回目からは東京宝塚劇場前に場所を移した。最初のタカラジェンヌによる一日消防署長は星組トップスター、峰さを理だった。
・25回のもよう
・24回のもよう
・23回のもよう
・22回のもよう
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