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宙組 咲花 杏
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うれしさと難しさ
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──宙組「ホテル ステラマリス」(正塚晴彦作・演出)の新人公演でヒロインのステイシーを演じましたね
■咲花 杏 ヒロインは初めて。でも配役を聞いた瞬間は実感がわかなくて、おけいこをしていくうちに、うれしさと難しさを感じていきました。
──役作りは
■咲花 ステイシーがどういう気持ちで行動するのか、まず感情をしっかりつくることから始めました。ホテルで働いているステイシーは気持ちをあまり表に出しません。おさえた演技で、地味に見えたり感情が流れてみえてしまわないようにと気をつけました。その中でステイシーのホテルへの情熱や、意外ともろい面などを表現するのが本当に難しかったですね。
──本公演では、娘役トップの花總(はなふさ)まりが演じました
■咲花 花總まりさんの演技は、相手のせりふなどで毎日ニュアンスが変わる。そんなふうに自然体に演じることを勉強させていただきました。宝塚の舞台は女性が男の役も演じるので、娘役はどうしても普通より高い声を使います。私自身、葛藤(かっとう)はありましたが、あえて娘役っぽいトーンの高い声を出さず、ステイシーの感情から流れるまま自然な声で演じました。
──次は悠未ひろ主演の宝塚バウホール公演「ル・プティ・ジャルダン」(6月10−19日)に出演ですね
■咲花 フレンチレストランを舞台にしたミュージカルです。今回の新人公演では舞台に立つ楽しさを心から感じました。バウ公演でも、舞台を楽しみたいと思っています。
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