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宙組娘役トップ 花總まり
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身も心も洗われる世界 それが宝塚
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──宙組公演「ホテル ステラマリス」で演じているステイシーについて
■花總まり とても大人の女性です。ホテルで人とかかわる仕事をしているので、いろんな経験を積んでいる。立場上、感情を出すこともできないので、気持ちを抑えることも知っています。
──演じるうえで気をつけたことは?
■花總 お芝居では彼女の持っているしんの強さ、奥にある優しさが、ふとしたときに出てくるようにと演じています。ホテルのお客さまへ話しかける様子や、言葉遣いもわざとらしく義務的ではなく、心から気を配っているようにできればと。
──ステイシーはどのような女性だと?
■花總 ステイシーの恋愛は、「言葉にしなくても気が付けばそばにいた」というさりげない関係ですね。そして、この恋愛がハッピーエンドで終わるだけではなくて、もうひと味加わった物語。宝塚でこういう自然な物語もありだなと思っています。
──ショー「レヴュー伝説」のほうはいかがでしょう?
■花總 とても好きな作品だと言ってくださるお客さまが多いのです。そして、出演している宙組の私たちみんなも、「このショーが好き」ってよく言ってます。起承転結があり、最後に幸せな気持ちになれる作品です。
──ジジという少女を演じていますが
■花總 私は、たくさん笑って絶好調でノリノリっていうほうがいいので、貧しい少女のジジが変身してからの場面がやはり好きですね。現実で辛いことがあっても、純粋できれいなものしかなくて身も心も洗われる−−宝塚のショーはそんな世界なのだと思います。
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