ENAK TOPへ
SUMiRE STYLE
全組index花組記事index月組記事一覧へ雪組記事一覧星組記事一覧宙組記事一覧専科記事一覧へ
SUMiRE MEMO
by 平松澄子
1月8日(土)
詳細は公式サイトで
readthepaper.jpg
連載 産経新聞における主な塚関連連載記事は次のとおりです。

・東京本社が発行する毎月第1、3月曜日朝刊の「ザ・タカラジェンヌ」

・大阪本社が発行する毎週土曜日夕刊の「すみれの園を創る人たち」


番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

OG関連記事 演劇一般など、それぞれ活動のジャンルごとに掲載しています。
ENAK編集部
編集局文化部
新聞バックナンバー購入方法
舞台照明家 勝柴次朗:すみれの園を創る人たち
照明は舞台の最後の仕上げ
「エリザベート」「世阿彌」などで昨年、第11回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞を受賞した舞台照明の第一人者。オペラ、ミュージカル、ストレートプレー、コンサート、イベント…あらゆるジャンルで引っ張りだこだ。

宝塚歌劇でも新年第1弾として上演中の、宝塚大劇場宙組公演「ホテル ステラマリス」「レヴュー伝説」(31日まで)、宝塚バウホール花組公演「くらわんか」と、3作品すべての照明を担当。5年ほど前から、年間上演作品の約7割は手がけている。

「『ホテル−』はLEDを夜光虫みたいに使っています。レヴューは星の世界を表現しているのを見てほしい。みんなコンピューター操作ですが、ここ10年の機材の発達の勢いはすごい」という。



昭和22年千葉県生まれ。東京デザイナー学院卒。43年に日生劇場のスタッフとして照明の仕事をはじめ、50年文化庁の在外研修で西独、英、米で勉強。幅広いジャンルの舞台照明を手がけ、57年にオペラ「虎月伝」で第1回日本照明家協会優秀賞を受賞したのを皮切りに大活躍している。

宝塚の舞台は、60年「テンダー・グリーン」「アンドロジェニー」が初めて。「岡田敬二さん(演出家)と知り合って、引きずり込まれたんです。宝塚は大勢の出演者やシーンの多さなど、他の舞台より難しくてすごく勉強になりますね。夢を売る舞台だから、スターはひたすら美しく、暗い場面でも出演者全員の顔が見えるように心がけています」

以後は、「キス・ミー・ケイト」「華麗なるギャツビー」「グランドホテル」「エリザベート」「王家に捧ぐ歌」「ファントム」…と次々に宝塚歌劇の代表作を担当。平成4年以降の海外公演もすべて手がけており、透明感がある色の美しさ、ドラマを的確に浮かび上がらせる照明プランには定評がある。

「照明は舞台の最後の仕上げ。その芝居を壊さないようにすることが大前提です。宝塚の魅力は大いなるマンネリ。どんな新しいことでも、“宝塚ワールド”になってしまう夢の世界ですね」

このページの上に
(C)2005.The Sankei Shimbun All rights reserved.
spacer.gif