ENAK TOPへ
SUMiRE STYLE
全組index花組記事index月組記事一覧へ雪組記事一覧星組記事一覧宙組記事一覧専科記事一覧へ
SUMiRE MEMO
by ENAK編集部
1月2日(日)
公演詳細は公式サイトで
連載 産経新聞における主な塚関連連載記事は次のとおりです。

・東京本社が発行する毎月第1、3月曜日朝刊の「ザ・タカラジェンヌ」

・大阪本社が発行する毎週土曜日夕刊の「すみれの園を創る人たち」


番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

OG関連記事 演劇一般など、それぞれ活動のジャンルごとに掲載しています。
ENAK編集部
編集局文化部
新聞バックナンバー購入方法
雪組東京公演 始まる
新春にふさわしく、ロマンチックに笑って泣いて
劇場内で会見したいしさんとこむちゃん 宝塚歌劇団雪組「ミュージカル・プレイ『青い鳥を捜して』」(作・演出/石田昌也)「ショー・メッセージ『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』」(作・演出/三木章雄・藤井大介・齊藤吉正)東京公演が2日午後、東京・日比谷の東京宝塚劇場で始まった。宝塚歌劇団創立90周年の掉尾を飾るとともに100周年の第一歩にあたる作品。2月13日まで。

「青い鳥を捜して」は、現代のニューヨークとパリを舞台にしたラブコメディー。特別出演の専科の轟悠がふんするジェイクは大手下着メーカー社長の御曹司。“鳥占い”の老人から「運命の人の名はジーナ・コールター」だと告げられて、ジーナという女性を捜す。一方、朝海ひかるふんする弟のフィンセントはある理由からアルプスの遭難救助の仕事に携わっていた。そしてふたりは血がつながっていない。フィンセントらを巻き込んだジェイクのジーナ捜しはパリ近郊の小さな街にまで及ぶ。ジェイクはついにジーナを名乗る女性(舞風りら)に出会うが…。

02ishiandcom03.jpg 轟は何事にもクールなジェイクを軽快にコミカルに、朝海は誠実なフィンセントをさわやかに演じる。舞風は恋に不器用でちょっと軽率な女性の役だが、ゆえにしんみりとさせる。空手有段者の女性秘書にふんする男役の音月桂と思慮に欠ける女優にふんする白羽ゆりの“怪演”も、笑いを大いに盛り上げる。新春にぴったりのロマンチックなコメディーだ。

「タカラヅカ・ドリーム・キングダム」は、3人の演出家の競演による、非常にテンポのよいショー。また、高橋城、玉麻尚一、斉藤恒芳による音楽もそれぞれ、そのテンポのよさに大きく貢献している。第19〜20場の舞台美術は横尾忠則が担当している。

この日は、午前に舞台けいこが行われ、その後劇場内で特別出演の専科の轟と雪組トップスターの朝海がそろって記者会見した。

雪組出身の轟は3年ぶりの共演について「組の成長ぶりを見るのが楽しい。ポワンとした空気は相変わらずで、笑顔で迎えられて思わず、甘えそうになってしまった。だから、舞台では厳しく演じているつもり。それでも、(楽しい舞台だから)笑いジワが増えそう〜」と、にこやかに語った。

朝海は「轟さんがそばにいると今でも緊張しますが、いろいろと吸収させていただき、さらにパワーアップした舞台をお見せしたいです」と張り切っていた。

会見一問一答
轟悠 みなさん、あけましておめでとうございます。90周年を終えて100周年に向けてという宝塚歌劇団の大きな目標を前に、東京での第一歩を踏み出させていただき、とてもうれしく思っております。気持ちも新たに引き締まった空気の中で、すばらしい舞台をお見せしたいと思います。雪組との共演で、懐かしく、楽しく過ごしています。

朝海ひかる あけましておめでとうございます。90周年に続いて、今年はさらにパワーアップし、前進していきたいと思います。

──共演してみて、それぞれどう感じていますか?

 コムちゃん(朝海の愛称)はしっかりしていて、さすがに(トップ就任)お披露目公演から何作もトップを務めた、その風格を感じさせますね。一緒にお芝居をしたのは(自身のトップ最後の公演となった14年の)「愛 燃える 呉王夫差」以来になるのかな。

いしさんがそばにいると緊張するというこむさん 朝海 轟さんが、そばにいらっしゃると今も相変わらず緊張します。いろいろと勉強させていただいています。

──久しぶりの雪組は

 丸3年ぶりになります。その間、私自身も他の組と共演したりして変わりましたし、組も絵麻緒(ゆう)がトップになり、退団し、いまはコムががんばっている。退団して、入団して…それで、知っている顔は半分近く減っています。そうやって毎年新しい風が吹き込み、成長する。それは当然のことで、その成長ぶりを感じるのがなにより楽しみです。ホワンとした空気は相変わらずで、笑顔で迎えられて甘えそうになりましたので舞台では厳しくやっているつもりですが、(コメディーで楽しくて)どうしても「笑いジワが増える〜」という感じですね。

STAGE GRAPHはこちらです。「青い鳥を捜して」は、ストーリーに触れています。物語の「なぞ」の部分も明らかにしていますので、観劇を予定している方は観劇後にごらんください。ショーの写真だけを見たい方は、こちらからどうぞ。

このページの上に
(C)2005.The Sankei Shimbun All rights reserved.
spacer.gif