ENAK TOPへ
SUMiRE STYLE
全組index花組記事index月組記事一覧へ雪組記事一覧星組記事一覧宙組記事一覧専科記事一覧へ
SUMiRE MEMO

2月26日(土)大阪夕刊
by 平松澄子
公演の詳細は公式サイトで
連載 産経新聞における主な塚関連連載記事は次のとおりです。

・東京本社が発行する毎月第1、3月曜日朝刊の「ザ・タカラジェンヌ」

・大阪本社が発行する毎週土曜日夕刊の「すみれの園を創る人たち」


番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

OG関連記事 演劇一般など、それぞれ活動のジャンルごとに掲載しています。
ENAK編集部
編集局文化部
演出家 太田哲則:すみれの園を創る人たち
文芸作品を工夫して見せる
星組による宝塚バウホール公演「それでも船は行く」の作・演出を担当している。主演が涼紫央(27日−3月14日)から、柚希礼音(3月18−27日)へとバトンタッチされる、実験的なバウ・ワークショップの第2弾だ。

「フランスからアメリカに向かう大西洋航路の客船を舞台に、船旅を“人生航路”に見立てて、最初の2日間の出来事を描くミュージカルです。いろんなことを勉強する踏み台になって、成長してくれればうれしい」と説明した。



昭和20年兵庫・西宮市生まれ。43年関西学院大学社会学部を卒業して、宝塚歌劇団に入団した。

「映画『ウエストサイド物語』にショックを受けて、ミュージカルというものをもっと知りたくなり、先輩が多くいて近い宝塚に入ったんです。ぼくは白井先生(カリスマ演出家の鐵造氏)について、舞台の見せ方や色の配合など芸術的な部分のノウハウや、女性の生徒たちへの接し方を教わりました」

演出家デビューは54年の宝塚大劇場「カリブの太陽」。ニューヨーク、ロンドン、パリに留学後、バウで57年「ボン・ボヤージュ!」、60年「二都物語」など文芸小説を潤色した作品で評価を高めた。ほかに大劇場作品では「恋人たちの肖像」「剣と恋と虹と」など、バウでは「嵐が丘」「フィガロ!」「ホップ・スコッチ」などがあり、近年はバウ作品が多い。

「バウの方が時間的にじっくり作品に取り組めますね。わかりきった文芸作品をどういうふうに見せるか、に演出家としてのアイデアや工夫があると思うんです」

宝塚音楽学校の演劇講師として、61年から指導も続けている。

「教えているのは演劇の基本。発声法などのテクニック的なことと、役作りの仕方や考え方です。宝塚は学校制度をとったことで、舞台作りを通して学んでいくシステムが、うまく機能している」

そして次の100周年に向けては、「舞台に立つのは特別な人たちなんだ、というプライドと品格をもって、すみれの香りに包まれた感動をキープしていってほしい」と提言した。

このページの上に
(C)2005.The Sankei Shimbun All rights reserved.
spacer.gif