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月組 北翔海莉 :宝塚ファンタジア 夢の小部屋
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個性豊かに輝いて
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「昔のような強烈な個性を持つ舞台人になりたい」。舞台にかける情熱は熱い=兵庫県宝塚市 |
誰もふとしたことで道を誤ることがある。堕ちていく自分を止めるのは自分を守ってくれる大切な人の存在だ。
月組の北翔海莉は、7日に千秋楽を迎えたバウホール公演『バーボンストリート・ブルース』で主役の不良少年ジェフを演じた。孤児院出身の少し喧嘩っ早い少年が、人の愛情に触れて立ち直っていく。そんなストーリーのなかで心の移り変わりを表現する。
けいこの始めはとまどいもあった。「悪役は経験があるけれど、不良少年は初めて。独特の言葉使いに苦労しました」
今回のバウ公演では若手10数人を率いて舞台に立つ。「月組の若手の力を感じてほしい」と下級生たちの新しい魅力のアピールを目指す。
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『バーボン・ストリート・ブルース』のワンシーン。不良少年の立ち直る姿を好演した |
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北翔海莉を中心に舞台に勢ぞろいした月組の若手たち |
「自分が教えることがすべて正しい訳じゃない。いい悪いは自分が判断すればいい」と少し突き放すのも後輩の成長を願うから。「自分がこういう舞台人になりたいという人についていけるのが宝塚のいいところ。上級生からしっかりと学んで力をつけてほしい」とアドバイスする表情は優しい。
それだけに自身も更なる成長を目指す。「昔の宝塚のビデオを見て勉強しています。今より悪い条件の中でスターたちの見せる舞台は、私より遥かに大きく足元にも及ばないと実感しました。宝塚が育ててきた古き良きものを身につけて、強い個性を持ったその人にしかできない舞台人になりたい」と話す。
「“これが”北翔海莉という強烈な個性を身につけファンの方にアピールしたい」
自分だけを見てくれるようなファンをつくることが目標という。
◆◆◆ほくしょう・かいり 千葉県出身。平成10年『シトラスの風』で初舞台、月組に配属。同12年ドイツ・ベルリン公演に参加。同15年『恋天狗』でバウワークショップ初主演。同年『シニョールドンファン』『薔薇の封印』など3作続けて新人公演主演を果たす。身長170センチ、愛称は「みっちゃん」
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