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マリー・アントワネット生誕250周年
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ベルばら 再演へ 星組娘役トップに白羽ゆり
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宝塚歌劇団は7日、マリー・アントワネット生誕250周年を記念して来年、「ベルサイユのばら」を再演すると発表した。また、2月に雪組から星組に異動した白羽ゆりが同組娘役トップに内定したと同時発表した。
「ベルサイユのばら」は星組と雪組が、連続して上演する。
星組は、まず今年9月24日からの全国ツアー(10月21日まで)で「ベルサイユのばら」ツアー版を上演する。これが白羽とトップスター、湖月わたるとの新トップコンビお披露目になる。「ショー『ソウル・オブ・シバ!!』−夢のシューズを履いた舞神」を同時上演する。そして「フェルゼンとマリー・アントワネット編」を来年1−2月に宝塚大劇場で、同2−4月に東京宝塚劇場で上演する。
雪組は「オスカル編」を来年2−3月に宝塚大劇場で、同4−5月に東京宝塚劇場で上演する。朝海ひかる、舞風りらのトップコンビが主演。
マリー・アントワネットはオーストリアの女帝、マリア・テレジアの末娘として1755年11月2日、ウィーンに生まれた。今年で生誕250年になる。14歳でフランスのブルボン家の皇太子ルイのもとに輿入れした。
「ベルサイユのばら」は池田理代子の劇画を、昭和49年に舞台化した作品。華やかな宮廷におけるアントワネットとフェルゼン、そして男装の麗人オスカルの悲劇的な愛を描いた。“ベルばら”の爆発的な人気は一種の社会現象となった。歌劇団は再演を重ね、上演回数は1446回、356万人を動員。タカラヅカの代名詞的な作品になっている。最近は平成13年に新装なった東京宝塚劇場のこけら落としを記念し、宙組と星組が宝塚大劇場と東京宝塚劇場とで同時上演した。
星組は娘役トップ、檀れいが8月の星組東京公演千秋楽で退団すると発表していた。
白羽ゆりは平成10年「シトラスの風」で初舞台。翌11年1月、月組に配属。舞台映えのする華やかな美しさで注目を集めた。13年7月に組替えで雪組に。最近の「青い鳥を捜して」では、コミカルな役柄で新境地を切りひらいた。
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