米国ジーンズ現代史
ジーンズはいつからセレブの愛用品になったか?
USA TODAY
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シエナ・ミラー(USA TODAY) |
【ワシントン=USA TODAY(マリア・プエンテ)】ジーンズはいつからセレブの愛用品になったのか。「ジーンズ/米国の偶像の文化史」の著書を持つジェームズ・サリバン氏によると、セレブと1本150ドル(約1万7000円)以上のプレミアムジーンズの関係が始まったのは2000年ごろ。もちろんセレブのおかげでジーンズの価値は上がったが、セレブも周囲のセレブとの差をつけるためにジーンズをはくそうで、持ちつ持たれつの関係という。
カジュアルな装いはタブーとされるレッドカーペットにジーンズを持ち込んだパイオニアはシャーリズ・セロンとジェニファー・ロペス。英国のサッカー選手、デビッド・ベッカムと元スパイス・ガールズの妻ビクトリア・ベッカムはロックスタイルを好み、流行のジーンズとロックTシャツの組み合わせはデビッドの定番。ビクトリアは最近デニムブランド、ロック&リパブリックでオリジナルラインを発表している。
ビヨンセは曲線美を強調するデザインが好みで、ロック&リパブリック、トゥルーレリジョンのものを愛用。足が細いシエナ・ミラーはぴったりとしたジーンズをはきこなし、ツイギーを連想させるモッズ風のファッションが多い。
ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールは映画「ブロークバック・マウンテン」でのカウボーイ役でラングラー、リーバイスといった定番ブランドの人気復活に貢献。ボノと妻のアリ・ヒューソンはジーンズデザイナー、ローガン・グレゴリー氏とブランド「Edun」を設立し、売り上げの一部を寄付している。
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