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アルバム売り上げピーク時から29%減
米音楽業界はCDでなく著作権で稼ぐ 
   by USA TODAY
【ニューヨーク=USA TODAY(デービッド・リーバーマン)】音楽の著作権ビジネスが過熱している。ビデオゲーム、携帯電話の呼び出し音など、音楽の“使用機会”が飛躍的に増えており、業界の収入源の主体が、CDを中心とするソフト販売から、使用料の徴収へと移りつつあるのだ。

業界大手のユニバーサルが同BMGを買収、あわせて200万曲の著作権を手にすることになった。ユニバーサルのデービッド・レンザー会長は「さまざまな収入源を開発できそうだ」と抱負を語る。

人気歌手ダリル・ホール&ジョン・オーツのヒット曲を買収したプライマリー・ウエーブなど、著作権を買い進めている新規参入会社もある。同社のラリー・メステル氏は「iPodの普及などで、音楽はかつてないほど身近な存在になっている」と話す。

CDなどのアルバムの売り上げはデジタル技術の普及で低下しており、2005年のアルバムの売り上げは7億5900万ドル(約873億円)で、1999年から29%減。一方、著作権ビジネスは今年4億ドルが見込まれ、2013年までに少なくとも年4%ずつ伸びるとみられている。

CDやダウンロード販売については、取り分は1曲あたり、9・1セントと定められているが、著作権ビジネスに関してはこうした決まりはなく、交渉次第ということになる。



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