「5円の木づかい」
ミニストップ 割りばし有料販売、全国展開
東京朝刊
コンビニエンスストア大手のミニストップは19日、割りばしの一部有料販売の全国展開を始めた。有料割りばしには奈良県吉野産のヒノキの間伐材を使用し、「林業の活性化に役立ててもらう」(同社)狙いだ。
|
割りばしの一部が有料化され、売り場に商品として並んだ=東京都千代田区のミニストップ神田錦町1丁目店(撮影・大井田裕) |
有料の割りばしは「5円の木づかい」と名付けられ、価格は1本5円。「海外から安価な材木が輸入され、林業が衰退した。少しでも国産材が消費されることで、森林が整備される場をつくりたい」(同社)と、今年6月から5店舗でスタートさせた。「割りばしは無料」との意識が強く、1店舗当たりの売れ行きは数本程度だが、全国1600の店舗に広げることで、環境意識の高い消費者に購入を働きかける。
ただ、「中国産割りばしの無料提供はこれまで通り継続する」(同社)という。
産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.