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名誉校長にベテラン音楽漫才トリオ「横山ホットブラザーズ」
ECCがお笑いタレント養成学校
9月10日(日) 東京朝刊 
将来は英語でしゃべくり漫才? 語学学校経営「ECC」(総本部・大阪市)が来月、お笑いタレント養成学校を開校する。競争が激化する業界での生き残りをかけ、新分野進出で国際的に活躍できるタレント輩出を目指す。吉本興業、松竹芸能の二大巨頭が君臨する関西お笑い界に、新風を巻き起こせるか−。

養成学校は10月16日、大阪市北区のECCアーティストカレッジ梅田校に定員50人で開校。月亭可朝さんら約50組を抱える「ケーエープロダクション」(大阪市)が協力し、同プロのベテラン音楽漫才トリオ「横山ホットブラザーズ」が名誉校長を務める。

週3〜4日で実演などが多い吉本興業や松竹芸能の養成学校に比べ、週5日授業で発声やネタづくりなど基礎から応用まで綿密に指導して独自色を出す。関西だけでなく海外での活躍も視野に入れ、英会話の授業も取り入れる。

1年間の課程の締めくくりには、オーディションを開催。合格すれば同プロ所属のタレントになれる。合格者は年間10組前後と想定しているが、不合格の場合でも、ナレーターや営業など話芸を生かせる就職先を紹介するという。

ECC常務取締役の今泉和行さん(56)は「基本に忠実な授業を進め、一時的な人気で終わらない新しいお笑いを関西に生み出したい。世界に通用する国際的なタレントも育てたい」と期待に胸を膨らませる。ケーエープロ代表取締役の田中宏治さん(39)も「ECCの硬派路線とケーエーの軟派路線を融合させ、かつてない芸人養成学校を作りたい。3年後にスターを生み出せれば」と意気込んでいる。



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