トクホ(特保)注力
「黒烏龍茶」「セサミン」好調 サントリー
東京朝刊
サントリーは30日、平成19年12月期に健康関連の研究開発を強化する方針を明らかにした。グループの研究開発費を今期の145億円から1割程度増額。特定保健用食品(トクホ)の開発などに重点的に振り向ける。
同社は今年、トクホの清涼飲料水「黒烏龍茶」を投入。脂肪の吸収を抑える働きが消費者に評価され、大きなヒットを呼んだ。このほかにもゴマの成分を抽出した健康食品「セサミン」を販売するなど健康関連の商品を多く販売している。
少子高齢化が進む中、酒類や飲料の需要が将来、頭打ちになることが懸念されているが、健康食品は一般商品より利益率も高く、成長性も期待される。
佐治信忠社長は「『これならお金を払ってもいい』と思ってもらえる商品を作り出すのは研究開発の力」と強調し、重点的な研究開発投資を行う考えを示した。
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