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チョコで「幸福感」
パリでチョコレート国際見本市  
  東京朝刊 by 山口昌子=パリ
第12回チョコレート見本市がパリ市内ポルト・ド・ベルサイユで28日から来月1日まで開催中だ。

パリ市内ポルト・ド・ベルサイユで開催中の見本市では世界中のさまざまなチョコレートが一堂に会す(撮影・山口昌子)

見本市には開催国のフランスはもとより、スイス、ベルギーなどチョコレートの名産地のほか日本やロシアなど海外から約130のチョコレート店が出品。チョコレートの有名ブランドのピエール・エルメやジャンポール・エバンなども出品し、入場者の文字通り、垂涎の的になっている。

チョコレートの原料のカカオには良性の植物性脂肪分のほかにビタミン、ミネラルなど健康に良い成分が多数、含まれているが、最近の世論調査によると、4人に3人のフランス人がチョコレートは「幸福感、緊張緩和、快楽、反ストレス」の効果があると回答。

2人に1人が「士気向上」に役立つと回答するなど、チョコレートが単なる嗜好品以上の役割を果たしていることが判明した。チョコレートを食べる時は「至福の時」と回答した男性が79%に対し、女性は84%で、女性のチョコレート好きも証明された。

また冬場に、「熱いココアをすする」と回答した人が77%、何か悩み事があるときにチョコレートを食べるが71%に上り、チョコレートが物理的にも精神的にも生活必需品になっていることが判明した。

チョコレートの見本市は数年前から日本や米国でも開催されているが、モスクワで今年12月に、ドバイで来年3月に初めて開催されるほか、2008年には中国で2回目が開催されるなど、国際的にも健康食品・チョコレートの人気が高まっている。



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