「夜泣きとおむつの交換に苦戦」　

３児の良き父親　充実のブラッド・ピット　

　 　by USA TODAY

【ワシントン＝ＵＳＡ　ＴＯＤＡＹ（ドナ・フレイドキン）】俳優、映画プロデューサーとして活躍、利益の一部をチャリティー活動にあて、プライベートでは３児の良き父親。ブラッド・ピット（４２）が充実している。

見かけ倒しの男とささやかれたこともあったが、ピットを知る有名カメラマンのアニー・リーボヴィッツさんは「昔はぎこちなさがあったが、すっかり落ち着きのある大人の男に成長した。内面の充実ぶりがうかがえる」と変化を語る。

最近は映画のプロモーションと社会的な取り組み以外では公の場にほとんど姿をみせない。インタビューを受ける回数も減り、昨年１月のジェニファー・アニストンとの離婚、現在のアンジェリーナ・ジョリーと３児（養子２人、実子１人）との生活については一切言及せず、ハリウッドの喧騒（けんそう）とはすっかり距離を置いた。

ある雑誌の取材では「夜泣きとおむつの交換と戦っている」と普通の親と同じグチをこぼし、「人を傷つける行為以外はとくに干渉せず、のびのびと育てたい。夜寝る前に親と子どもがゆっくり話をする時間を持つことが大切」と子育て論を述べている。

国連親善大使を務めるジョリーの影響と自身の建築への興味からか、環境に優しい町づくりを計画する「グローバル・グリーン」の活動に参加。同団体の一員としてハリケーン・カトリーナの被災地ニューオーリンズを訪れた際は、率先して町に出かけて人々と交流し、周囲を驚かせた。

気取りのない人柄は仕事場でも同じ。「Ｍｒ．＆Ｍｒｓ．スミス」の撮影中も「徹夜のスタッフにジョークで話しかけ、盛り立て役に回っていた」（同作脚本のサイモン・キンバーグ氏）という。

アフリカの貧しい子どもたちを描いたドキュメンタリー「ゴッド・グルー・タイアード・オブ・アス」のクリストファー・クイン監督は「製作費に困っていたとき、共通の知人を介してブラッドに助けてもらった。サンダンス映画祭で賞をもらったときはわが事のように喜んでくれた」と語る。

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