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一般向けは1月後半販売
「ビスタ」初めての一般公開  
  東京朝刊
米マイクロソフト(MS)のマイケル・シーバート副社長(クライアントマーケティング担当)は18日、5年ぶりに投入される次期基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・ビスタ」について、来年1月後半には一般に発売できるとの見方を明らかにした。同日始まったIT展示会「WPC TOKYO」で語った。企業向けは従来通り11月中に発売する見通し。

マイクロソフトの新OS「ウィンドウズ・ビスタ」が本邦初公開。大勢の来場者が発売前に実体験した=18日午後、東京・東京ビックサイト(撮影・小松洋)

同展示会では、ビスタが日本国内で初めて一般公開され、現行OSより大幅に向上した娯楽性や安全性、処理能力などをアピールした。同社のブースでは、同ソフトを搭載した約250台のパソコンを設置。背後のウインドーが透けて見えたり、ウインドーを立体表示する機能などを実際に体験させ、ステージ上で操作方法を解説した。

ビスタ欧州版は独占禁止法の関係などで一部修正されたが、日本版はオリジナルの状態で発売できるという。ただ、日本版の価格は公表されなかった。米国版は一般向けで199〜239ドル。

MS日本法人では提携する全国のパソコン教室などで10万人を対象にした無料体験会を予定するなど、新OSに強い意気込みをみせる。ただ、現行OS「ウィンドウズXP」から買い替えがどの程度進むかは未知数で、MS自身も「ビスタの最大のライバルはXPだ」(シーバート副社長)と認めている。



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