オーベクス
「国内最古の帽子」事業撤退へ
東京朝刊
国内最古の帽子メーカーとして知られるオーベクスは11日、来年3月末で帽子生産を含めたアパレル事業から全面撤退すると発表した。明治25年に東京帽子として誕生した同社は「トーキョーハット」のブランド名で紳士用帽子を作り続けてきた。
昭和天皇や政財界の重鎮に広く愛用されてきたが「帽子をかぶる習慣が戦後、急速に廃れた」(同社幹部)ため、近年は売り上げが低迷していた。現在、ブランド名を含めた事業譲渡も検討しているが、買い手が現れなければ110年以上の歴史に幕を閉じることになる。
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