「参加型」の消費へ変化
今年の話題・注目商品、1位は「脳トレ」
東京朝刊
電通消費者研究センターは28日、消費者が選んだ今年の話題・注目商品を発表し、第1位は「大人のぬりえ」やゲームなどのヒット商品が相次いだ「脳トレーニング関連商品」が選ばれた。今年の消費キーワードを「Web2・0」に引っかけて「消費2・0」と表現。単に購入するだけでなく、自ら情報を発信するなど「参加型」の消費に変化していると分析した。
今年の消費について、同センターでは「いざなぎ景気を超える景気回復を遂げ、新しい枠組みが始動する年になった」と分析。そのうえでインターネットの活用が進み、消費者が情報の共有や発信を積極的に進めるようになったことで、消費者の心理や行動も変化しているとの見方を示した。
今年の話題の商品では「脳トレ」が10代から50代以上までの幅広い女性の支持を集めたほか、「HDD付きDVDレコーダー」が男性の高い人気となった。
この調査は、全国の15歳以上の男女1000人を対象にインターネットで実施した。
今年の話題・注目商品トップ10
(1)脳トレーニング関連商品
(2)大画面薄型テレビ
(3)「ダ・ヴィンチ・コード」
(4)HDD付きDVDレコーダー
(5)高性能携帯ゲーム機
(6)サッカーW杯ドイツ大会
(7)冬季五輪トリノ大会
(8)WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)
(9)音楽プレーヤー付き携帯電話
(10)ワンセグ対応携帯電話
(電通消費者研究センター調べ)
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