欧米人の口にアレンジ
海外で急増、定着する「すしバー」
産経Web
ロンドン市内でここ1、2年の間にすしバーの店舗数が急増した。「イツ」はチェーン店で、日本のすし店とは異なり、ファストフード店の形態に近くカウンターに座って手軽に食事ができるようになっている。値段は1皿2〜4ポンド(400〜800円)程度。店内に別にバーを設け、酒を楽しめるところもある。
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ロンドン中心部ピカデリー通りのすしバー「イツ」 |
海外で営業する純日本式のすし店の経営者やすし職人のほとんどは日本人。これらの店では、すしや日本料理が出されるのが一般的だ。
これに対し「すしバー」は、すしをアレンジした料理を提供しており、欧米や東南アジアなど世界各地に普及している。欧米では日本人以外のアジア系の人々がかかわっているケースが多い。西洋人が苦手とするタコやイカなどを避け、マグロやサーモンなどにネタを限定している店も少なくない。
こうした「すしバー」は海外で大衆化しており、その名称はすでに正統派のすし店やすしレストランを含む総称になりつつある。
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