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近未来サウンド堪能
ビートルズ「LOVE」発売記念イベント 
  東京朝刊
英国のロックバンド「ザ・ビートルズ」の36年ぶりの新作「LOVE」の発売を記念して23日、東京・有楽町のニッポン放送のイマジンスタジオで体験イベントが開かれ、約120人の聴衆がジョン・レノン(故人)らの透き通るようなサウンドに耳を傾けた。

ビートルズの新作アルバム記念イベントでは、杉真理氏(右)らによるトークセッションも行われた=23日午後 東京・有楽町のニッポン放送(撮影・山田俊介)
ビートルズの新作アルバム記念イベントでは、杉真理氏(右)らによるトークセッションも行われた=23日午後 東京・有楽町のニッポン放送

新作アルバムは、解散直前の「レット・イット・ビー」(1970年)以来。ビートルズのプロデューサーで「5人目のビートル」と呼ばれるジョージ・マーティン氏が、息子のジャイルズ氏と制作した。

ボーカルやギター、ドラムといったさまざまな音源を解体し、別々の曲を組み合わせて新たなサウンドを生み出した野心作で、名作「ヘイ・ジュード」などを原曲とは異なる趣に仕上げた。

この日のイベントは、ニッポン放送で平日午前に放送中の番組「うえやなぎまさひこのサプライズ!」で、新作の反響が大きかったことを受けて企画。集まったリスナーは、6個のスピーカーを使った5・1チャンネルの良質な大音量で26トラック計78分を堪能した。

ビートルズファンのシンガーソングライター、杉真理(まさみち)氏は「歴史をひもとくアルバムで、近未来に行った感じがする。ビートルズは権威的でないから、多くの世代に受け入れられている」と話していた。



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