産経Webへ戻る
ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権 | MOTO | 産経Web
映画、ドラマで活躍
演技派俳優、仲谷昇氏 死去 77歳
  速報
舞台、映画、テレビで演技派俳優として知られた演劇集団「円」代表の仲谷昇(なかや・のぼる、本名・仲谷昇流=なかや・のぼる)さんが16日、慢性閉塞性肺疾患のため死去した。77歳。東京都出身。葬儀は家族のみの密葬とし、後日、劇団葬を行う。

中央大学中退後の昭和25年、文学座付属演劇研究所に入り、27年、「武蔵野夫人」で初舞台を踏む。翌年には今井正監督「にごりえ」の第2話「大つごもり」で映画デビューもし、以後、同劇団の人気中堅俳優となる。38年には芥川比呂志とともに退団し、「雲」を結成したが、50年に解散。新たに演劇集団「円」を創立し、中心メンバーとして活躍する一方、ドラマ「帝銀事件大量殺人・獄中31年の死刑囚」(55年)では平沢貞通役を熱演。平成初期にはテレビの深夜番組「カノッサの屈辱」などに出演し、若者の間で時ならぬ人気を集めた。

昭和29年には文学座の女優、岸田今日子と座内結婚。CM共演するなど、おしどり夫婦として知られたが、53年に離婚した。



産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.

ここは記事のページです