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学内成果、最先端技術を導入
東大の成果活用 「ハイテク」ローソン  
  東京朝刊 
日本最高の頭脳を使ったコンビニ店はいかが−。コンビニエンスストア大手のローソンは14日、東京大学本郷キャンパス(東京都文京区)に、同大学で研究中の最先端技術を導入した“ハイテク店”をオープンさせた。大学の研究成果を身近にみられる異色店舗として注目されそう。

ローソンが東京大学本郷キャンパスに最先端技術を導入したハイテク店舗をオープンした=東京都文京区(撮影・石垣良幸)

開店したのは、東大の山上会館龍岡門別館にあるローソン龍岡門店。外観や内装は通常のコンビニだが、随所に東大の技術が隠されている。

その一つが二酸化炭素(CO2)を冷媒に使った冷蔵ショーケース。機械工学科の飛原英治教授の研究グループによる技術を活用し、三洋電機が世界で初めて実用化した。フロン類を使っていないため、地球温暖化防止効果が期待される。

窓ガラスには酸化チタン光触媒がコーティングされている。清掃の作業を軽減できるほか、熱を放出する効果もある。

「せっかく学内に開店するので、大学の成果を活用したかった」という大学と「消費者に役立つアイデアを生み出す契機になれば」というローソンの思惑が一致した。



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