日本性教育協会まとめ
女子がリード? 性行動の若年化
東京朝刊
女子大学生の性交体験率が6年前より約10ポイント上昇して62%に達し、横ばいの男子大学生とほぼ並んだことが11日、「日本性教育協会」(東京都文京区)がまとめた全国調査で分かった。
大学生のキスや高校生の性交でも同様に男女差が縮まっている実態が判明。学識者による調査委員会は「詳しい解析はこれからだが、90年代以降の性行動の低年齢化が、女子に担われている傾向がうかがえる」と話している。
日本性教育協会では青少年の性行動などを約6年ごとに調査。今回は昨年11月から今年3月にかけて、12都道府県の中学、高校、大学(専門学校を含む)を対象に行い、地域や学年などを考慮して計5510人分を分析した。
大学生の性交経験率は、昭和49年の第1回調査の男子23%、女子11%だったが、前回の平成11年にはそれぞれ63%と51%に上昇。
今回は男子は63%で変わらず、女子が62%へと急伸した。
また高校生では女子が6ポイント伸びて30%となり、前回と同じ27%だった男子を逆転している。中学生は、男女とも3〜4%でほぼ横ばいだったという。
キス経験も女子の増加が目立ち、大学生では前回の9ポイント差を埋めて男女同率の74%に。高校生は男子48%に対して女子52%、中学生は男子16%対女子19%で、中高生ではいずれも女子が男子を上回った。
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