勉強しやすい環境
「子供の頭が良くなるマンション」伊藤忠都市開発が販売
東京朝刊
伊藤忠都市開発(東京都中央区)は、「子供の頭が良くなる家」を設計コンセプトとした子育てファミリー向けマンションの販売を始めた。
有名私立中学に入学した子供の自宅の間取りや家庭環境などを調査し、勉強しやすい環境づくりを心がけたのが特徴で「評判は上々」(同社)という。
マンションは、さいたま市に建設中の「イトーピア エフィールさいたま新都心」(総戸数126戸)。そのうち14戸(3LDK、74平方メートル)を「子供の頭が良くなる家」として販売する。
提携する慶應義塾大発のベンチャー企業「エコスコーポレーション」(神奈川県藤沢市)が、首都圏の有名私立中学に入学した子供のいる約200世帯を対象に間取りや家庭環境などを調査。その結果、子供は子供部屋で勉強せず、リビングなど、家族とのコミュニケーションが図れる場所で勉強をしている実態が明らかになったという。
この結果を踏まえ、住戸の中心部に、キッチンを配置して母親が子供部屋やリビングを見渡せるように間取りを工夫。さらに、オプションで、子供部屋の壁をガラス張りにしたり、壁にホワイトボードをはり付け、親子で一緒に勉強したり、伝言を残したりできるプランも用意した。
マンションは平成20年3月に完成する予定で、価格などは未定という。
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