中高年のライフスタイルを改革!
米の団塊“ブーマー・ギャル”が気炎
by USA TODAY
【フェニックス(アリゾナ州)=USA TODAY(スーザン・フェルト)】結婚、育児、職場の慣例と戦ってきたベビーブーム世代の女性たちが、今度は中高年女性のライフスタイルの改革に挑戦。といっても、もっとおしゃれに人生を謳歌(おうか)しようという気軽なもので、インターネット上でサークルの輪が広がっている。
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アリゾナ州スコッツデールで開かれたブルー・ソングの会で歌うキャシー・トウスさん(左手前) |
アリゾナ州チャンドラーに住むビッキー・ジョンソンさん(54)は昨年夏、「Blue Thong(ブルー・ソング)の会」のホームページを見かけ、即刻入会を決めた。「私がリーダーになろうと思った」と、今ではアリゾナ支部長を務める。
発起人はカリフォルニア州エンシニタスに住むジャッキー・タシンスキーさん(52)、メアリージョー・ワローさん(51)ら4人。昨年3月、ワローさんの50歳の誕生会で「50代のイメージが古くさすぎる」という話題になり、「若いころの反逆精神がよみがえってきた」(タシンスキーさん)という。
調和、友情、忠誠を表す「ブルー」、若さを強調できる下着のTバック「ソング」を合わせて命名。ソングはゴムぞうりの意味でもあるが、「下着でも靴でも別にどちらでもいい。リラックスして楽しめればいいのよ」とタシンスキーさん。
会費は年間29ドル(約3300円)。支部ごとにチャリティー活動に取り組む▽白髪、薄毛が気になったら有名サロンに行き「ロックスターにしてくれ」と頼む▽ジーンズはベルボトムを腰ではく。太いウエストは太いベルトで隠す―などのポリシーがあるという。
フロリダ州立大のディーナ・ローリンガー教授(社会学)は「バージニア州やカナダが拠点の人気サークルもある。生活が一段落し、社会に何かを呼びかけたいという気持ちが再び沸き起こってきたのだろう」と語る。
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