産経Webへ戻る
ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権 | MOTO | 産経Web
“分身”のようなヒロイン
「のだめカンタービレ」上野樹里に聞く 
  東京朝刊 by 安藤明子
「のだめは破天荒な女の子で、奇声をあげたり、ぶっ飛んだり、転んだり。ハイスピードな動きの撮影が多いから、気がついたら体のあちこちにアザがあったりしてるけど、みなさんパワーがある人ばかりなので、わたしもはっちゃけて頑張ってます」

「のだめカンタービレ」に出演中の上野樹里

クラシック音楽の世界を舞台にした二ノ宮知子の原作コミックは累計1300万部超えのベストセラー。“音”にこだわる原作者の意向もあり、これまで映像化は難しいとされてきた話題作が満を持して登場。音大のピアノ科に在籍するヒロイン、のだめこと野田恵にふんして文字通りの体当たり演技をみせている。

「一話一話どのシーンもおもしろい。台本を毎回わくわくしながら読んで『今日もやるぞォ!』って気持ちで出かけて、現場ではさらにテンションが上がる。現場の楽しさがわたしの原動力」とノリノリ。超人気原作へのプレッシャーはかけらも感じられない。

ところで、のだめは一度聴いた音楽を即座に弾ける天才的才能の持ち主だが、私生活では風呂嫌いで掃除嫌い。自宅は足の踏み場がないどころか異臭がプンプン…。

自身も幼稚園のときから7年間、ピアノを習っていたことがあり、「楽譜を読んで覚えるよりも先生の手の位置を見てまねるところはのだめと同じ。物事に対して計算しないで感覚で取り組むところも似ている」と“分身”のようなのだめに大いに親近感を抱いているものの、「部屋の汚れ方はあそこまでひどくない。自分もそうだと思われたら悲しいです」。20歳の乙女らしい恥じらいをのぞかせる。

本格的に女優業を始めて4年。ドラマ、映画に立て続けに出演している売れっ子は、一作ごとに存在感を増してきた。



産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.

ここは記事のページです