10万円以上する高級品も
プレミアムウイスキー人気 10年越しの贅沢
東京朝刊
熟成年数10年を超える高価格の「プレミアムウイスキー」の人気が上昇している。「高くても、おいしい酒を味わいたい」という消費者が増えているうえ、景気回復の影響でサラリーマンの懐具合が温かくなったことも追い風のようだ。
プレミアムウイスキーの値段は、ボトル(700ミリリットル)で1万円近くから。10万円以上する高級品も少なくない。
今年に入って「業務用の売り上げが前年比で20%増加し、百貨店でも10%増えた」と話すのがサントリー。ウイスキー市場の下落に歯止めがかかり出したのと歩調を合わせるかのように、「響17年」「響21年」などプレミアムウイスキーの販売が上向き始めた。
「ニッカ」ブランドを持つアサヒビール、昨年9月から「富士山麓(さんろく)」を売り始めたキリンビールの担当者も「高価格のウイスキーが伸び出した」と手応え十分のようだ。
産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.