「最高の気分」
公の場久しぶり ホイットニー・ヒューストン
by USA TODAY
【ビバリーヒルズ=USA TODAY(ウィリアム・ケック)】R&B歌手ホイットニー・ヒューストン(43)が自身の薬物依存症の治療、家庭内暴力をふるった夫ボビー・ブラウンとの離婚を経て久しぶりに公の場に登場。25日、若年性糖尿病研究のためのチャリティーパーティー、第17回カルーセル・オブ・ホープ・ボールに出席し、スター仲間から温かい歓迎を受けた。
|
25日、カルーセル・オブ・ホープ・ボールに出席したホイットニー・ヒューストンとクライブ・デイビス氏 |
ヒューストンをエスコートした音楽界の重鎮クライブ・デイビス氏は「ホイットニーは精神的苦痛を乗り越えた。みんなの度肝を抜くアルバムを作るよ」と歌姫の復活を宣言。ヒューストンは周囲の歓迎ぶりに「最高の気分」と声を詰まらせた。
若手歌手キャサリン・マカフィーは曲目を急遽(きゅうきょ)変え、ヒューストンのヒット曲「アイ・ハブ・ナッシング」を披露。ヒューストンは相づちを打ちながら聞き入り、歌の後に立ち上がって拍手を送った。
この日ヒューストン自身が歌声を披露することはなかったが、過去のこのチャリティーで歌った映像が大型スクリーンに映し出された。カルーセルの創設者、バーバラ・デービスさんがヒューストンの元へ駆け寄っていき、「よく見て。あれはあなたなのよ!」と声をかけると、ヒューストンはうれしそうにほほえんだ。
ヒューストンと同じテーブルについたハル・ベリーのほか、ウォーレン・ビーティとアネット・ベニング夫妻、ブルック・シールズ、テリー・ハッチャー、シドニー・ポワチエらが出席。カルーセルは年2回行われ、チャリティーオークションなどでこれまでに7000万ドル(約80億円)以上の寄付を集めている。
産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.