若年層の就労に関する意識調査
夢追う男性フリーター 女性の倍
7月26日(水) 東京朝刊
男性に多い"夢追いフリーター"。明治安田生活福祉研究所が25日にまとめた「若年層の就労に関する意識調査」によると、フリーターになった理由で「夢を実現するため」と回答した割合は男性(17.8%)が女性(10%)の倍近くになった。一方で夢追いフリーターの割合は35〜39歳になると20〜24歳の約半分以下に。35〜39歳の大半が「自分の病気」「失業」を理由として挙げており、20代と30代でフリーター事情が異なる現実が浮き彫りになった。
調査は3月23日〜27日に「自分はフリーターだと思う」と回答した20〜39歳の派遣・契約社員やパート・アルバイトの男女669人に対してインターネットアンケートにより実施された。
フリーターになった理由のトップは男女ともに「自分に合う仕事を見つけるため」で男性29.8%、女性21.6%となっている。2番目では男性は「正社員として就職できなかったため」(20.9%)女性は「自分の病気やケガ」(18.1%)と続く。「夢を実現するため」と回答したフリーターは男性で3番目だった。
夢追いフリーターが追いかける職業は「芸能・芸術関係」が35.1%、続いて「資格で身を立てる職業」27.7%となった。一方、学校中退者のなかでは夢追いフリーターはわずか2.6%。大半を"何となくフリーター"(33%)が占めた。