フランスは動物愛護に不熱心
ブリジット・バルドー スウェーデンに移住か
7月20日(木) 大阪夕刊
【パリ=山口昌子】フランスの元映画女優、ブリジット・バルドーさんが19日、祖国フランスが動物愛護に不熱心なのを理由に、スウェーデンに移住する可能性を明らかにした。
「私のイメージはフランスと常に結びついてきたが、フランスを多分、離れて余生をスウェーデンで送ることになろう」。バルドーさんがこう手紙で明らかにした相手はスウェーデンのペーション首相。
バルドーさんは女優を引退後、人道支援・動物愛護運動に熱心に取り組んできたが、手紙の中で、「フランス政府のこの度の介入がフランス女性として恥ずかしくてたまらないから」と移住の理由を説明している。
スウェーデンは毎年、ミンクのコート用に130万〜140万匹のミンクを生産しているミンク王国。スウェーデン政府は今月14日に欧州連合(EU)欧州委員会にミンク飼育条件の向上を目指す法案を提示したが、フランスは反対した。