6月の出荷量、駆け込みで例年5割増
たばこ値上げ
7月1日(土) 東京朝刊
たばこ税増税に伴い、1日からたばこ小売価格が値上げされた。増税額(20本入り1箱あたり20円)を上回る30円の値上げとなるブランドも多く、日本たばこ産業(JT)やフィリップモリスジャパンの6月のたばこ出荷量は駆け込みで例年の5割増にのぼった。
値上げ実施前日の30日には、スーパーやコンビニエンスストアなどで買いだめに走る愛煙家の姿も目立った。コンビニ最大手のセブン−イレブン・ジャパンは「販売量が前年同月比4割増だった前回(平成15年)と同様の売れ行き」という。
駆け込み需要の反動で一時的に出荷量が減少するが、7月下旬には通常の出荷に戻る見込み。ただ、値上げを機に喫煙者のたばこ離れが一段と加速する可能性も高く、メーカーにとっては厳しい状況が続きそうだ。