「父親、厳しい」3割弱
父の「威厳」子は感じず 全国家庭児童調査
7月1日(土) 東京朝刊
親が思うほど、子供は親を厳しいとは感じていないことが30日、厚生労働省の全国家庭児童調査でわかった。特に父親に対しては「甘い」と思う割合が高く、理想的な家庭像とされた「厳父慈母」はまさに過去のものとなっていた。

調査は小学校5年生から18歳未満の子供のいる家庭1376世帯を対象に平成16年12月に実施。

子供のしつけについて親にたずねると、「厳しくしている」が46・4%、「甘やかしている」は28・1%だった。

ところが子供は、母親については40・5%が「厳しい」としたが、父親については28・6%しか「厳しい」と感じていなかった。逆に「甘い」と感じている割合も、母親に対しては17・2%だったが、父親については20・4%だった。

また、調査では、子供たちの携帯電話の使用状況についてもたずねた。自分専用の携帯電話・PHSを持っている割合は、小学5、6年生では24・1%、中学生48・3%、高校生・専門学校生91・8%。通話やメールなどで1日2時間以上携帯電話を使用する子供は、小学生は0・4%でほとんどいなかったが、中学生は10・6%、高校生・専門学校生は30・6%だった。

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