「長い散歩」国際批評家連盟賞など3部門で受賞
奥田瑛二監督作品がモントリオールでグランプリ
9月5日(火) 産経Web
カナダで開催されている第30回モントリオール世界映画祭で、ワールドコンペティション部門に正式出品されていた俳優の奥田瑛二さん監督の映画「長い散歩」がグランプリ、国際批評家連盟賞など3部門を受賞したことが5日、分かった。
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緒方拳さん(右)演じる元校長と少女の交流を描き、グランプリに輝いた「長い散歩」のワンシーン |
奥田さんは「世界中のみんなが本当の優しい愛を欲しがっている…。それをモントリオールで立証できたことは、この上ない喜びです」とのコメントを出した。
奥田さんの監督作品は「少女〜an adolescent」(平成13年)、「るにん」(18年)に続く3作目。「少女」でパリ映画祭、AFI映画祭でグランプリを受賞している。
「長い散歩」は緒形拳さん主演。緒形さん演じる亡き妻への贖罪(しょくざい)の念を背負う元校長と、杉浦花菜さん演じる母親から虐待を受けている少女の交流を描いた作品で、日本では12月に公開予定。
モントリオール世界映画祭では、これまで高倉健さんが「鉄道員(ぽっぽや)」で主演男優賞(1999年)など日本映画が多数受賞している。
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