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「死んだ恋人のために演じた」 
ケイト・ウィンスレットがタイタニックを語る
10月12日(木) USA TODAY
【トロント=USA TODAY(スーザン・ウロズーニャ)】大ヒット映画「タイタニック」(1997年)で有名になった英女優ケイト・ウィンスレット(31)が、この秋話題の「リトル・チルドレン」、「オール・ザ・キングスメン」で好演している。2児を育てる母親らしく、きびきびとした調子でインタビューに応じた。

ケイト・ウィンスレット(USA TODAY=ロバート・ドイッチ)

「リトル・チルドレン」では、不倫に走る主婦サラを演じた。「自分の子どもに愛情を注げない母親を演じるのは難しかった。でも、思い切りのよさではすばらしい女性」とサラ像を語る。「タイタニック」でのブレーク後も、慎重に役を選び、地道に女優としてのキャリアを重ねてきた。

「タイタニックの映画の規模がどれほど大きいか考えたこともなかった。ただ、台本が気に入っただけ」という。役を引き受けるかどうか迷いはあったが、当時の恋人に「自分の気持ちに正直になればいい」とアドバイスされてふっきれた。その恋人は「タイタニック」の封切り直前にがんで死去。「彼のために演じた」と当時を振り返って、このときばかりは涙を見せた。

短い最初の結婚を経て、現在は「アメリカン・ビューティー」で知られる映画監督のサム・メンデス、まもなく6歳、3歳になる2児と暮らす。「知り合った当時、彼が仕事に没頭していたので気づかなかったけれど、子どもや私に朝食を作ってくれるまめな人」と、家庭での名監督ぶりを語った。

「リトル・チルドレン」のサラ役はオスカーの有力候補との呼び声が高い。ウィンスレットは過去4度、アカデミー賞にノミネートされているが受賞はない。

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